社長がバカの方が会社が上手くいくに違いない?
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頭脳よりも人格やビジョン
当たり前ですが、社長がバカすぎると、会社は潰れます。
なので、一定以上頭がいい必要はあります。
他方で、私の経験から、自分の事頭いいと思い込んでいる社長や上司はタチが悪いと私は思っています。そんな上司は周りが見えなくなり、部下に不合理な意見を押し付けるかもしれません。
ですので、一定以上の組織を率いようと思ったら、頭の良さを前面に押し出すことなく、むしろ人徳や性格の良さ、そしてビジョンを前面に押し出す方が組織は上手くいくのではないでしょうか?
ジェニオはイタリア語で天才という意味
私は伊藤忠商事時代にイタリア・ミラノに3年間駐在したので、会社をどうしてもイタリア語の名前にしたいと思いました。
スティーブ=ジョブスをかなり信仰していましたので、AppleのGenius Barにあやかって天才という意味のJenio(イタリア語表記はGenio+JapanのJ)にしました。
名は体を表わすといいますか、この名前のお陰で現在私は人工知能を極める”天才エンジニア”の方々と議論を深めるとても楽しい業務にあたっています。
弊社のスタッフも優秀な人材が日々集まっており、幸いなことにメンバーの自主性に任せた方が上手くいく状況を作り出せています。
やはりレベルの高い方と仕事するには、頭から押さえつける様な経営スタイルはNGで、伸び伸び得意分野で活躍してもらう環境と仕組みを設計する事が、社長の責務なのだと実感しています。
先日のブログに書いた様に、私は2015年にサンフランシスコで”世界トップレベルの起業家たち”との出会いに衝撃を受け、米国市場進出を目指しています。
私自身まだまだ小さな日本の井の中の蛙です。自分のレベルを恥ずかしいと思いながら、いつの日か世界レベルの起業家たちと一戦を交える日を目標に、毎日一歩一歩精進しています。
そうです。タイトルのバカ社長は私そのものです。
未来の方向性という意味でも、ジェニオという名前は合っていると思います。
部下から一歩引いて仏型の経営スタイルを目指す
私が共感する事例をいくつか挙げます。
名だたるカリスマ経営者の中にも、頭を垂れて大きな組織を動かしてる諸先輩がいます。
(もちろん、下記の成功者の皆様はタイトルの”バカな社長”とは関係ありません。)
- DeNA創業者の南場さんは、初期のリクルーティングで、自分の頭の良さを前面に出すのではなく、”いま私は非常に困っている。お願いだから優秀なあなたに手伝って欲しい!”と下から目線で口説いた。(著書、不格好経営より)
- ライフネット生命創業者の出口さんは”人間なんてちょぼちょぼ。元々優劣なんてない。だから上司は威張ってはいけない。”と言っている。(著書や講演より)
- サイバーエージェント創業者の藤田さんは、”自分より優秀な部下に仕事を手伝ってもらうのが天才的に上手い”らしい。(元サイバーエージェントの方の意見)
- ライザップ・ホールディングス創業者の瀬戸さんは、”俺はバカだ”が口癖で、そのお陰で優秀な社員が伸び伸び働ける非常に良い社風らしい。(社員の方の意見)
- 米国の大富豪デル=カーネギーの墓標には”自分より優秀な人に仕事を任せる天才、ここに眠る”と書いてあるらしい(著書より)
トップダウンのトランプ型よりオバマ型の協調リーダーシップを目指したい
弊社としては、社名のジェニオの通り、天才が天才を呼び、天才が伸び伸びと働ける組織と環境にしていきたいと思います。
そして社長である私は、そんな天才たちの活躍をニコニコして眺め、社員の後ろを歩めばいいのではないでしょうか。
仏教でマントラ(=念仏)という言葉があり、伊藤忠商事でファッションブランドのマーケティング戦略を立てる時に、このマントラ、つまり何千回も繰り返して念仏の様に唱えるブランドのミッションステートメントを議論して考えていました。
株式会社ジェニオのマントラは社名そのもの。
ジェニオ、ジェニオ、ジェニオと毎日繰り返し唱えることで、最終的に社内・社外、いや世界中の天才=ジェニオたちを全力で応援する組織にできると強く考えています。
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