なぜ我々は米国市場を目指すのか
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2015年 500Starupsの米国Founder’s Campに参加した私は衝撃を受けました
それはまさに世界中から選びぬかれた天才起業家集団であり、東京にいて、『自分はそこそこのレベルだ』と考えていた自分が大きな勘違いをしている事がわかりました。
井の中の蛙である自分が、とても恥ずかしくなりました。
このグローバルなレベルにどうしてもチャレンジしたい、と思った私は、3ヶ月後の2015年4月に東京の家を引払い、サンフランシスコに引っ越してビジネスを行いました。
ラッキーな事に、渡米と同時に米国の起業家育成組織(アクセレレーター)に合格しました。
その様子は このブログ に詳しく書いてあります。
米国の起業家育成組織OneTractionで学んだこと
3ヶ月の米国ブートキャンプ中には結果が出ませんでしたが、米国流のスタートアップ経営術を学んだことは現在のビジネスに非常に生きています。
- アイデアの仮説検証が終わるまでは徹底的にケチでいく
- プロトタイプは、カッコつけなくて良い。不細工でも良いから速く作る。
- アイデアが良いかどうかは、自分で考えるのではない、まず世に出して、顧客に判断してもらう。
- JUST DO IT。考えない。思いついたらまずやる。結果を見れば正しかったかどうかわかる。
- 立ち上げからメディアに派手に取り上げられる必要はない
- 仮説検証をとにかく速いサイクルで何度も何度も回す
- 顧客と徹底的に話す。顧客を観察し、乗り移って感情を読み取れる事を目指す。
- 改善アイデアはまずコードを書かずに顧客に意見を聞いてみて、正しさを検証する
なかなか上記の詳細は短い文章で表現しづらいのですが、弊社の経営スタイルの細部に浸透しているので、少しずつこのブログで表現していきたいと思います。
米国はグローバルビジネスを行うのに最適な拠点である
弊社は現在は東京でビジネスを行っていますが、短期的に海外進出、中長期的に米国再進出を狙っています。
これはひとえに、『シリコンバレーがグローバルビジネスを狙うのに最適な場所である』からです。
起業家・研究機関・投資家・行政・教育機関・イベントなどのワンセットをエコシステムと言いますが、米国にはグローバルビジネスを目指す人のためのエコシステムが揃っています。
仲間になる起業家達も、ほぼ全員グローバル市場(例:10億人の英語圏)狙ってビジネスをしているため、投資家や研究機関に”グローバルで勝つ為のノウハウ”が蓄積されており、会社を売却し金持ちになった元起業家が投資家になり後輩を育成するなど、ノウハウの連鎖が非常に大規模な形で行われています。
東京にいれば、グローバルビジネスをする人が少ないのでやると目立ちます。
ただ、一定以上の大規模なグローバル事業の成功をしようと思えば、やはり米国に勝る環境はないのではないでしょうか。
常に視座を高く、よりレベルの高いビジネスを目指したい。
そう思って日々経営している私としては、やはり長期的には世界最高レベルの米国を目指さざるを得ません。
いま東京で行っているビジネスは序章に過ぎないと思っています。
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